2016年 02月 12日
赤ちゃん連れ飛行機の旅 -悪夢偏②- |
フランクフルトで飛行機を降りたものの、乗客はどこで翌日の航空券を手配すればいいのか途方にくれ、とりあえず最寄のサービスカウンターに列を作りました。
でもサービスカウンターに人の気配はありません。無人です。
時間は23時を過ぎています。空港職員の就業時間なんてとっくに終わってます。
だれもが一刻も早く、そして我先に手続きを済ませたい。
ここで待っててもダメだと瞬時に判断し、私は自分のスーツケースを受け取るべく手荷物受け取り所へ直行しました。
何度も言いますが、時は深夜。荷物が飛行機から降ろされるわけないのです。まあ考えてみたら重い手荷物なんか受け取ろうものならそれこそ身動きとれなくなります。
電光掲示板を見て情報を得ようとしても、掲示板、電光してないし。
しばらく途方にくれていると緊急時対応で働く空港職員がやってきました。
「上階のチェックインカウンターに行って今晩の宿泊ホテル券と翌日の航空券を発行してもらってください。スーツケース他手荷物は直接次に乗る飛行機に搭載されます。」
もう~!さっき飛行機を降りてから空港内を上がったり下ったり。エレベーターがないところばかりでバギーを抱えての階段移動で、体力の限界なんですけど!
それでもなんとか指示通りに移動するとチェックインカウンターは7つほど開いていて、そう長いこと待たずに自分の番がやってきました。
「ではXXというホテルに行って下さい。空港を出たら向かいの通りにシャトルバスのバス停がありますから、、、」
説明しながら私を凝視したチェックインカウンターのお姉さん、背中に熟睡する息子とバギーから落ちそうになりながらグッタリと眠っている娘を発見。
「無理だわ!」
ひとりごとのように叫び、どこかに内線し私の状況を説明。
「やっぱり空港向かいのシェラトンホテルに泊まって下さい。子供を二人も連れて遠いホテルに泊まらせるなんてできない。シェラトンなら空港に直結してるから外を歩かないでここから3分で着くから。」
ありがたい。。。本当にありがたかった。もうホント、体力の限界きてましたから。
チェックインカウンターでTシャツや歯ブラシなどアメニティセットを受け取りホテルに着くと、これまた同情ボーナスで3人が大の字で寝てもまだ広いベッドの部屋を用意してもらいました。
ホテルのクーポン券にはホテルのレストランで使えるディナー券20ユーロ×2も含まれていましたが、この期におよんで食事するなんてもう考えられません。
でも喉はカラカラ。20ユーロのクーポンをホテルのバーに提示して、水2本と交換してもらいました。それにしても一本10ユーロの水は金でも入っているのか?
ホテルに着くと空気の違いを感じたからか、子供たちが目を覚ましていました。
完全に時差ボケの二人はベッドの上で大はしゃぎ。
まずはみんなでお風呂に入ろう!少しでも疲れをとるべく、シャワーで汗を流した後バスタブにお湯をはるとキャッキャキャッキャと大騒ぎ。何度も言いますが0時過ぎてます。
気分が高揚してしまった子供たちを寝かせるべく部屋を真っ暗にしなんとか眠りについたものの、子供が翌朝4時には目が覚めてしまい、仕方なくまたまずはゆっくり3人で朝風呂。
「お母さん!ホテルの温泉だね!!今日またおばあちゃんの家に行こうね。また来てねって(おばあちゃんが)言った!」
また11時間飛行機に乗る気力はお母さんにはありません。悪しからず。
さて、朝食は6時半からだけど、朝5時からフロント前のカフェコーナーで軽食ができるとのこと。
ろくに晩御飯を食べてなかったものだから、早朝のクロワッサンとコーヒーが身にしみました。
お腹をすかせていたのは子供も同じ。娘もクロワッサンにかぶりつきます。でも息子にはまだ無理。こんなところで余分に持っていた息子の離乳食が役に立つとは。
クロワッサンでお腹を落ち着かせ、一旦部屋に戻りチェックアウトの準備をして6時半にまた朝食に向かいました。また食べるんですか?と自分に突っ込みを入れながら。
再発行された飛行機の搭乗時間は9時。ゲートもA5というホテルから比較的近い場所ではありましたが、フランクフルト空港内をまたどれだけ歩かされるかわからないと思い7時にはホテルを後にしました。
案の定、ホテルから10分で着くと言われたゲートに30分もかかって到着。それでも9時半の出発時刻まで2時間も余裕があります。待つのは辛いけど、時間がなくて急がなければならないのはもっと辛い。
待ち時間の間子供たちは、飛行機の発着がよく見える場所で見物に飽きなかったのと、これまた余分に持っていたお菓子やらシールブックに助けられました。旅は身軽に!なんてステキなキャッチフレーズ、子連れには不要です。
飛行機は定刻どおり飛び、定刻に着陸しました。
終わった。。。無事、じゃなかったけど、とにかくもう飛行機に乗らなくていいんだ!と思うと一気に脱力。
でも、バーゼル空港で私が利用したかったエレベーター2基が故障中で脱力している場合ではなく、再びバギーを抱え階段を上り下り。
もうトラブルは懲り懲りです。
でもトラブルにはダメ押しが付き物。
やっと受け取ったスーツケースは無残にも3つ足に...
こうして日本の実家を出てからドイツの家に戻るまで約40時間を要した超長旅は終結を迎えたのでした。
お後がよろしくないようで!怒
※空港内の忘れ物・届け物案内所でクレーム処理してもらったものの、自分で最寄のサムソナイト修理取扱店に持参し、後日ルフトハンザにコスト負担してもらってとのこと。
嫌だね、そんな面倒なこと!!
でもサービスカウンターに人の気配はありません。無人です。
時間は23時を過ぎています。空港職員の就業時間なんてとっくに終わってます。
だれもが一刻も早く、そして我先に手続きを済ませたい。
ここで待っててもダメだと瞬時に判断し、私は自分のスーツケースを受け取るべく手荷物受け取り所へ直行しました。
何度も言いますが、時は深夜。荷物が飛行機から降ろされるわけないのです。まあ考えてみたら重い手荷物なんか受け取ろうものならそれこそ身動きとれなくなります。
電光掲示板を見て情報を得ようとしても、掲示板、電光してないし。
しばらく途方にくれていると緊急時対応で働く空港職員がやってきました。
「上階のチェックインカウンターに行って今晩の宿泊ホテル券と翌日の航空券を発行してもらってください。スーツケース他手荷物は直接次に乗る飛行機に搭載されます。」
もう~!さっき飛行機を降りてから空港内を上がったり下ったり。エレベーターがないところばかりでバギーを抱えての階段移動で、体力の限界なんですけど!
それでもなんとか指示通りに移動するとチェックインカウンターは7つほど開いていて、そう長いこと待たずに自分の番がやってきました。
「ではXXというホテルに行って下さい。空港を出たら向かいの通りにシャトルバスのバス停がありますから、、、」
説明しながら私を凝視したチェックインカウンターのお姉さん、背中に熟睡する息子とバギーから落ちそうになりながらグッタリと眠っている娘を発見。
「無理だわ!」
ひとりごとのように叫び、どこかに内線し私の状況を説明。
「やっぱり空港向かいのシェラトンホテルに泊まって下さい。子供を二人も連れて遠いホテルに泊まらせるなんてできない。シェラトンなら空港に直結してるから外を歩かないでここから3分で着くから。」
ありがたい。。。本当にありがたかった。もうホント、体力の限界きてましたから。
チェックインカウンターでTシャツや歯ブラシなどアメニティセットを受け取りホテルに着くと、これまた同情ボーナスで3人が大の字で寝てもまだ広いベッドの部屋を用意してもらいました。
ホテルのクーポン券にはホテルのレストランで使えるディナー券20ユーロ×2も含まれていましたが、この期におよんで食事するなんてもう考えられません。
でも喉はカラカラ。20ユーロのクーポンをホテルのバーに提示して、水2本と交換してもらいました。それにしても一本10ユーロの水は金でも入っているのか?
ホテルに着くと空気の違いを感じたからか、子供たちが目を覚ましていました。
完全に時差ボケの二人はベッドの上で大はしゃぎ。
まずはみんなでお風呂に入ろう!少しでも疲れをとるべく、シャワーで汗を流した後バスタブにお湯をはるとキャッキャキャッキャと大騒ぎ。何度も言いますが0時過ぎてます。
気分が高揚してしまった子供たちを寝かせるべく部屋を真っ暗にしなんとか眠りについたものの、子供が翌朝4時には目が覚めてしまい、仕方なくまたまずはゆっくり3人で朝風呂。
「お母さん!ホテルの温泉だね!!今日またおばあちゃんの家に行こうね。また来てねって(おばあちゃんが)言った!」
また11時間飛行機に乗る気力はお母さんにはありません。悪しからず。
さて、朝食は6時半からだけど、朝5時からフロント前のカフェコーナーで軽食ができるとのこと。
ろくに晩御飯を食べてなかったものだから、早朝のクロワッサンとコーヒーが身にしみました。
お腹をすかせていたのは子供も同じ。娘もクロワッサンにかぶりつきます。でも息子にはまだ無理。こんなところで余分に持っていた息子の離乳食が役に立つとは。
クロワッサンでお腹を落ち着かせ、一旦部屋に戻りチェックアウトの準備をして6時半にまた朝食に向かいました。また食べるんですか?と自分に突っ込みを入れながら。
再発行された飛行機の搭乗時間は9時。ゲートもA5というホテルから比較的近い場所ではありましたが、フランクフルト空港内をまたどれだけ歩かされるかわからないと思い7時にはホテルを後にしました。
案の定、ホテルから10分で着くと言われたゲートに30分もかかって到着。それでも9時半の出発時刻まで2時間も余裕があります。待つのは辛いけど、時間がなくて急がなければならないのはもっと辛い。
待ち時間の間子供たちは、飛行機の発着がよく見える場所で見物に飽きなかったのと、これまた余分に持っていたお菓子やらシールブックに助けられました。旅は身軽に!なんてステキなキャッチフレーズ、子連れには不要です。
飛行機は定刻どおり飛び、定刻に着陸しました。
終わった。。。無事、じゃなかったけど、とにかくもう飛行機に乗らなくていいんだ!と思うと一気に脱力。
でも、バーゼル空港で私が利用したかったエレベーター2基が故障中で脱力している場合ではなく、再びバギーを抱え階段を上り下り。
もうトラブルは懲り懲りです。
でもトラブルにはダメ押しが付き物。
やっと受け取ったスーツケースは無残にも3つ足に...
こうして日本の実家を出てからドイツの家に戻るまで約40時間を要した超長旅は終結を迎えたのでした。
お後がよろしくないようで!怒
※空港内の忘れ物・届け物案内所でクレーム処理してもらったものの、自分で最寄のサムソナイト修理取扱店に持参し、後日ルフトハンザにコスト負担してもらってとのこと。
嫌だね、そんな面倒なこと!!
by stabilopen
| 2016-02-12 19:53
| 旅行