2011年 10月 10日
アブダビ ~ アリ vs stabilopen ~ |
アブダビで一番訪れてみたかったところ、それはシェイク・ザイード・グランド・モスク(Sheikh Zayed Grand Mosque)です。
世界で3番目に大きいイスラム教のモスク(礼拝堂)で、私のような無宗教の人間でも見学可能。度々変更があるようですが、現在は平日の10時11時2時が一般公開時間となっています。
見学にあたって女性はアバヤという民族衣装を着させられるのですが、これが暑かった~!朝10時。すでに灼熱の太陽の下...
だいたい気温45度でこんなもん着てられっか!!と言って着なかったら見学できないので仕方なく着用。
「暑いよ~死ぬ~!!」とブータレていたけど、モスクの中は完全冷房なのでダラダラと流した汗は一気に冷えました。だから風邪引いたんだな、きっと。
10人ほどの小グループにガイドが一人ついて、いざ見学です。
床も壁も大理石で、埋め込まれた花模様をつくるのは宝石。青いのはラピスラズリと聞いて「中学のとき流行ったな」と野暮なことを考えるのは私ぐらいだろう。
右の写真で壁に刻まれているのはアラブ語のカリグラフィー(飾り文字/習字)。
日本で言うと書道の草書のようなもので、普通の人は書けないし読めないそうです。
そう語るのはアラブ人ガイドのアリさん。
アリさん同様、私たちもあぐらをかいているのは実際にお祈りが行われるペルシャ絨毯の上。
この5000㎡以上の一枚織りの絨毯をどうやってイランから運んだか?→飛行機で
アバヤはなぜ黒いのか?→体のラインを隠すため
お祈りの号令(立ったり座ったり)をかける人は何人か?→一人
イスラム教は男女平等の宗教である。→男女平等の宗教なんてない(@stabilopen笑)
などなどの説明を丁寧にしてくれるアリさん。
アリ 「質問があったらなんでもどうぞ」
言ったね、アリさん。言っちゃったね。
早速手を上げて質問開始した私。
stabilopen 「白いアバヤは透けるから女性は着ないとのことですが、男性は透けてもいいんですか?」
アリ 「体のラインが見えて問題になるのは女性。男性の場合は気にならない」
stabilopen「結婚した相手(男性)に子供を作る能力がなかったら、女性からでも離婚を申請できるのか?」
アリ 「離婚という言葉ではないが、別居して9ヶ月経過したら(妊娠していないことがわかったら)『解放』されることができる」
stabilopen「一夫多妻制がゆるされるイスラム教、一妻多夫はなぜだめなの?」
アリ 「子供の父親が誰かわからないから」
↑今はDNAテストで父親判断できるだろー!とはあえて言わなかった@stabilopen
イスラム。平等、、、ね。 ?。
一緒に説明を受けていたのは、イギリス人、アイルランド人、オーストラリア人、フランス人、ドイツ人、ペルー人の計10名ほど。そんな中で英語で質問するの、すっごく恥ずかしかったな~。
でも参加者の誰かが「良い質問だ!」って言ってくれたのは嬉しかった。エヘヘ。
アリさんの答え全てに納得はできないけど、彼はとっても真面目に対応してくれたので満足です。
ありがとう、アリさん!
by stabilopen
| 2011-10-10 01:55
| 旅行